今回は、仮想通貨「AppCoins(APPC)」を紹介します。
AppCoinsは、アプリストアのための、ブロックチェーンとスマートコントラクトを利用した分散型のオープンプロトコルです。
アプリストア内で重要な3つの要素である、広告、アプリ内課金、アプリの承認プロセスをブロックチェーンに移動することにより、透明性が確保され、効率的なアプリエコノミーの構築を目指しています。
そんなAppCoinsの特徴や将来性、購入方法などを、これから順番に紹介していきます。
目次
AppCoins(APPC)とは
AppCoins(APPC)は、アプリストアのためのオープンで分散型のプロトコルであり、イーサリアムブロックチェーンに基づいたこのプロトコルによって、透明性が確保され、効率的なアプリエコノミーの構築を目的としています。
アプリエコノミーの再構築によって生まれた価値を、アプリユーザー、アプリ開発者、アプリストアに再分配することを目指しています。
プロトコルと通貨の名称が同じでややこしいかもしれませんが、仮想通貨「AppCoins」トークンは、AppCoinsプロトコルに基づいた取引を可能にするために作られた仮想通貨です。
「AppCoins」トークンは、イーサリアムブロックチェーン上で発行された「ERC20」というイーサリアム上で使われる規格を採用したトークンです。簡単に言うと、イーサリアムのプラットフォームを利用して作られたトークン(仮想通貨)だということです。
基本情報
※ 以下の表は、スマホでは横スクロールできるかもしれません。
通貨名 | AppCoins(APPC) |
---|---|
発行枚数上限 | 4.5億APPC |
公式サイト | https://appcoins.io/ |
ホワイトペーパー | https://appcoins.io/pdf/appcoins_white_paper.pdf |
現在のアプリエコノミーが抱える3つの問題
現在のアプリエコノミーは3つの大きな問題を抱えており、解決できずにいます。
問題1. 広告の非効率性と不透明性
現在は開発者とユーザーとの間に多くの仲介業者が存在しているせいで、広告によるユーザー獲得のコストが高くなっています。
また、多くの仲介業者を介すことが透明性の低下につながり、不正な取引につながることもあります。
問題2. アプリ内課金の利用率の低さ
現在のアプリ内課金では、まだ多くのユーザーが利用できない支払方法やプロセスを採用しています。そのせいで、現状ユーザーの5%しかアプリ内課金を利用していない状況です。
また、支払いの仲介業者に大きなマージンを取られており、それが全体のコストを増加させることにもつながっています。
問題3. アプリの承認プロセスの不透明性
現在のアプリ承認プロセスは透明性が低く、アプリの開発者の身元を確認することは難しい状況です。また、アプリ承認プロセスは普遍的ではありません。そのため、アプリストアに対する信用に悪影響を与えてしまいます。
AppCoinsはこれら3つの問題を解決する
AppCoinsは上記3つの問題を解決するプロジェクトです。
広告、アプリ内課金、アプリの承認プロセスをブロックチェーン上に移動することにより、透明性を確保し、仲介業者を排除します。そしてそれによって生まれた価値を、ユーザー、開発者、アプリストアに再分配します。
- ユーザーは、信用できる環境でアプリをインストールでき、アプリ内課金も利用しやすくなります。
- アプリ開発者は、透明性が高く、効率的にアプリのマネタイズと評判の形成ができます。
- アプリストアは、透明性が高く、普遍的なアプリ承認プロセスにより、信用を得やすくなります。
2億人のユーザーを抱えたアプリストア「Aptoide」にサポートされている
AppCoins(APPC)は、最も大きいAndroidアプリストアの一つである「Aptoide」にサポートされています。
Aptoideは、2億人ものユーザーを抱えており、これまでに40億ものダウンロードがあるアプリストアです。そして直接関与する開発者は12000人もいます。
つまり、開発スピードが速く、プロダクト完成後もすぐに多くのユーザーにリーチできるということです。
AppCoins(APPC)の使い道:将来的にできること
AppCoins(APPC)によって、将来的にどんなことができるのかという具体例を紹介します。
将来的にAppCoinsのプロトコルに対応するアプリストアにとって、AppCoinsは唯一の支払方法になります。それを踏まえた上で以下の具体例をご覧ください。
何らかの事情であなたの友人がAppCoinsを購入できない場合、あなたが友人から法定通貨を受け取る代わりにAppCoinsを渡すことが簡単にできます。
AppCoinsに対応しているアプリストアであれば、どこでもAppCoinsの利用は可能です。
広告をクリックして出てきたアプリをインストールして2分間利用すれば、AppCoinsを獲得することも可能です。これは広告により関心を持ってもらうために上手くできた仕組みですね。
AppCoinsは仮想通貨なので、取引所での売買が可能です。そのため、具体例3とあわせると、広告をクリックして出てきたアプリを利用して獲得したAppCoinsを売ることも可能ということですね。
具体例3からもわかるように、アプリの開発者にとっては広告の利用価値が高まります。ユーザーからすると広告をクリックして出てきたアプリをインストールして2分間利用することでAppCoinsを獲得できるので、アプリの開発者にとっては広告を出すメリットが高まります。
AppCoins(APPC)の購入方法
現在AppCoins(APPC)を購入できる取引所はBinance(バイナンス)のみです。
Binance(バイナンス)は、取扱仮想通貨の種類が豊富で、手数料が格段に安く、使いやすい取引所であり、個人的に最もおすすめする取引所です。
Binance(バイナンス)では、BTC、ETH、BNBのどれかでAPPCを購入することができるので、ぜひ購入してみてください。

アプリエコノミーを再構築するAppCoins(APPC)に期待
僕自身、「アプリエコノミーの再構築」という大きな目的を達成するために動いているAppCoins(APPC)に期待しています。
ロードマップによると、2018年の第一四半期には早速Aptoideのベータ版がリリースされるということもあり楽しみにしています。2018年の第三四半期には正式リリースもするようですしね。
個人的に応援しているプロジェクトの一つですし、今年(2018年)かなり盛り上がりそうな通貨なので、もし興味があればぜひ購入して応援しましょう。

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