bitFlyer(ビットフライヤー)での仮想通貨の取引(売買)について、ビットフライヤーでの取扱通貨(銘柄)の種類、取引手数料、具体的な取引方法を解説します。
初めての仮想通貨の取引(売買)はちょっとドキドキしますよね。特に、取引所(板)での取引となると、初めて見る人にしたらどうして良いのかわからないと思います。これ僕自身もそうだったので気持ちはよくわかります。
というわけで、ビットフライヤーでの仮想通貨の取引についてそれぞれ説明していくので見ていきましょう。
まだbitFlyer(ビットフライヤー)のアカウントを作成していない、またはbitFlyerに入金していないという場合は、この記事を読む前にそれらの作業を済ませておきましょう。


取扱通貨(銘柄)の種類
ビットフライヤーで取り扱っている通貨の種類は以下のとおりです。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- ライトコイン(LTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- モナコイン(MONA)
- リスク(LSK)
公式で確認したい場合はこちらをご覧ください。
参考 当社が取扱う仮想通貨についてbitFlyer(ビットフライヤー)取引手数料
ビットフライヤーでの取引手数料は、取引所か販売所か、ビットコインかアルトコイン(ビットコイン以外の通貨)かによって異なります。
ビットコイン | アルトコイン | |
---|---|---|
取引所 | 0.01%〜0.15% | 0.2% |
販売所 | 無料 | 無料 |
公式で確認したい場合はこちらをご覧ください。
参考 手数料一覧・税bitFlyer(ビットフライヤー)ただし、どこの取引所でも基本的に取引手数料の他に「スプレッド」というものがあります。スプレッドとは、買値と売値との差のことであり、表向きには公開されていませんがこれも実質的な手数料です。
特に、上の表をご覧いただくと販売所では取引手数料が「無料」となっていますが、その分スプレッドがかなり大きいのです。
以前僕が各主要取引所のスプレッドを比較検証して記事にしたので、販売所でのスプレッドがどれほど大きなものかを知るためにもぜひご覧ください。

取引所と販売所の違い
ちょうど「取引所」「販売所」という言葉が出たので、取引所と販売所の違いについて簡単に見ておきましょう。
取引所と販売所の大きな違いは、売買する相手です。取引所で売買する相手はユーザーです。販売所で売買する相手はその販売所です。
これによって何が違ってくるかを説明するために、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
取引所では、売買する相手がユーザーなので、取引にかかる手数料が少ないです。
ただし、売買する相手がいないと取引が成立しないので、指定した価格によっては取引が完了するまでに時間がかかることもあります。
販売所では、売買する相手が販売所なので、販売所が決めた価格でしか売買を行うことができません。そのため、手数料が多くかかります。
しかし、多くの量の仮想通貨を一定の価格で一気に売買するのには便利です。
つまり、上記の違いから考えると、仮想通貨を売買する場合は基本的に手数料の安い取引所で売買するのが良いです。ただし、かなり多くの量の仮想通貨を売買する場合は販売所を利用するのもありです。
仮想通貨の取引(売買)方法
取引所での取引方法
ではまずは取引所での仮想通貨の取引(売買)方法を見ていきましょう。
ビットフライヤーの取引所には、「簡単取引所」というものと「bitFlyer Lightning」というものがあります。「bitFlyer Lightning」は高機能なものなので、ここでは混乱を防ぐために「簡単取引所」を用いて説明します。
おそらく「簡単取引所」での取引を理解できたら、「bitFlyer Lightning」での取引も特に問題なく行えるかと思います。
ビットフライヤートップページから「ビットコイン取引所」を選択します。
すると取引所ページが開きます。板での売買経験がないと、これが何を意味しているのかがわかりませんよね。
売り板は、「◯◯(BTC/JPY)での売り注文が◯◯(BTC)ある」というのを示しています。例えば、この画像で見てみると、「2,175,164BTC/JPYでの売り注文が0.05BTC、2,175,165BTC/JPYでの売り注文が0.765BTC、…」といった感じですね。
買い板は、「◯◯(BTC/JPY)での買い注文が◯◯(BTC)ある」ということを示しています。例えば、この画像で見てみると、「2,172,990BTC/JPYでの買い注文が0.22639102BTC、2,172,989BTC/JPYでの買い注文が0.765BTC、…」といった感じです。
ただし難しく考える必要はありません。ここからは買いたい場合と売りたい場合に分けて説明しますね。
買いたい場合
ビットコインを買いたい場合は、まずはいくらBTC買いたいかを「数量」の部分に入力します。
そして、例えばすぐにビットコインを買いたい場合は、売り板の中で1BTCあたりの価格が最も安いものを選択すれば、その時点で最もお得にビットコインを購入することができます。この場合は、「2,174,926」を「価格」の部分に入力すれば良いということです。※赤枠で囲った数字の部分をクリックすれば、「価格」の欄に自動的にその価格が反映されます。
そして「コインを買う」をクリックします。するとその直後に「注文を実行する」というボタンが出てくるので、それをクリックすればビットコインの注文が完了します。※この時点では注文が完了しただけで、購入が完了したわけではありません。
手数料が書かれていますが、この手数料は「数量」に入力した数字から自動的に引かれます。つまり、実際に手元に残るビットコインは「数量」に入力したものから手数料を引いた額です。
注文が完了すると、その下に「注文履歴」という欄が現れます。これはビットコインの売り手待ちの状態であり、この時点であればバツマークをクリックすることで注文のキャンセルをすることも可能です。
購入が完了するとこのようになります。
最後にbitFlyerトップページの「資産状況」を見て、反映されているかを確認しましょう。
売りたい場合
例えばすぐにビットコインを売りたい場合は、買い板の中で1BTCあたりの価格が最も高いものを選択すれば、その時点で最もお得にビットコインを売却することができます。この場合は、「1,667,840」を「価格」の部分に入力すれば良いということです。※ 赤枠で囲った数字の部分をクリックすれば、「価格」の欄に自動的にその価格が反映されます。
そして売りたい数量を「数量」の欄に入力します。そして「コインを売る」をクリックします。
すると確認画面が出てくるので「注文を実行する」をクリックすれば売り注文の完了です。※この時点では注文が完了しただけで、売却が完了したわけではありません。
画面下に「注文履歴」が出現し、そこに売り注文の履歴が出てきます。「ステータス」が「オープン」となっているときはまだ注文が確定していません。
しばらくすると「ステータス」が「完了」となります。これで売却の完了です。
最後にトップページの「資産状況」という部分にて反映されているかを確認しておきましょう。
販売所での取引方法
では次は、売買するのが簡単な販売所での取引方法を説明します。
bitFlyerトップページから「ビットコイン販売所」または「アルトコイン販売所」を選択します。(その名の通り、ビットコインを売買したい場合は「ビットコイン販売所」を、ビットコイン以外の通貨(アルトコイン)を売買したい場合は「アルトコイン販売所」を選択します。)
※ビットコインでもアルトコインでも売買方法に違いはありません。
ここでは「アルトコイン販売所」を選択したときの画面で進めていきます。
売買したい通貨を選択し、その後いくら分売買したいかを「数量」の部分に入力します。「日本円参考総額」という部分に日本円にしたときの参考金額が表示されるので、それを参考にして決めると良いです。
売買する通貨と数量を決めたら「コインを買う」または「コインを売る」を選択します。これでビットフライヤーの販売所での仮想通貨の売買は完了です。
トップページに戻ってみると、「資産状況」という部分があるので見てみましょう。すると、売買した通貨の項目に反映されているかと思うので最後に確認しておきましょう。
まずは少額で試してみよう
今回はビットフライヤーでの取引について、取扱通貨の種類、取引手数料、実際の取引方法を説明しました。
もし初めて取引を行う際にどうしても不安な場合は、まずは少額で試してみると良いです。少額だとしても、一度でも実際に取引を行うことで理解が深まり不安が払拭されると思います。
また、もし購入した仮想通貨を他の取引所やウォレットなどに送金したい場合はこちらからやり方を見ていきましょう。

また、ビットフライヤーのスマホアプリは高機能でとても使いやすいので、興味がある場合はこちらを参考に導入方法や使い方を見ていきましょう。

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