仮想通貨のポートフォリオ管理を自動で行ってくれるツール「Coinboard(コインボード)」の使い方を紹介します。
Coinboardは、取引所のAPIを登録することにより、自動で保有資産を読み込んで反映してくれる便利なポートフォリオ管理ツールです。取引を行ったり、送金を行ったときに、その都度手入力で資産を管理する必要のないツールということです。
今回は、そんなCoinboardの使い方として、登録方法や対応取引所の紹介、API連携方法などを解説していきます。ぜひ上から順番にご覧ください。
目次
対応取引所一覧(2018年1月27日時)
Coinboardが対応している取引所は以下のとおりです。
- Binance
- bitbank
- bitFlyer
- Bittrex
- Coincheck
- Kraken
- Liqui
- Poloniex
- Quoinex
- Zaif
Coinboard(コインボード)の登録と設定(API連携)方法
では、これからCoinboardに登録してAPI連携をしていきましょう。
API連携はスマホではできないことが多いので、基本的に最初の設定はPCで行ったほうが良いです。ここでもPCでの登録、設定方法を解説していきます。
ただし、API連携さえ完了してしまえば、あとはスマホでも資産状況などを確認することはできます。
登録方法
まずはCoinboardに登録しましょう。公式サイトを開きます。
開いたら「アカウントを作成」をクリックします。
登録画面が出てくるので、ユーザー名、メールアドレス、パスワードを入力し、「利用規約に同意する」にチェックを入れ、「アカウントを作成」を選択します。
このとき入力するパスワードは、数字、アルファベットの大文字小文字、記号を含めた、20文字以上の不規則なものにするようにしましょう。
すると、入力したメールアドレス宛に確認メールが届くので、届いたメール内のリンクをクリックしましょう。
すると、登録完了画面が開きます。続いてログインし、API連携を行いましょう。
API連携の方法
ログイン画面が開いたら、メールアドレス、パスワードを入力してログインしましょう。
するとこのような画面が開きます。「API連携を開始する」を選択しましょう。
連携する取引所を選択し、APIキー、APIシークレットを入力します。そのため、連携したい取引所でAPIの情報を取得しましょう。
例えば、ここでは取引所「Binance(バイナンス)」でAPI情報を取得してみます。他の取引所でもやり方はほとんど同じなので、ぜひ参考にしてみてください。
Binanceは僕がもっともおすすめする取引所です。もし興味があればこちらで魅力や使い方をお伝えしているのでぜひご覧ください。

Binanceの画面右上から「Account」を選択し、API項目の「API Setting」を選択します。
するとこのような画面が出てきます。まずAPIのラベルを決めます。ラベルはどのAPIがなんのためのものかわかりやすく管理するためのものです。今回はCoinboardのAPI設定をするので、ラベルは「Coinboard」などが良いでしょう。
ラベルを決めたらAPIの設定画面が表示されます。ここに表示されているAPIキーとAPIシークレットをCoinboardに入力するのですが、その前にセキュリティ設定だけしておきましょう。「Edit」を選択します。
絶対にこれが良いという設定はないのですが、おすすめはこのような設定です。
「Option」の項目では、「Enable Trading」のチェックを外します。こうすることでこのAPIを利用したBinanceのトレードをできなくします。「Enable Withdrawals」のチェックは最初から外れています。チェックを外しておくことで、このAPIを利用した出金を制限できます。
「IP Access Restriction」の項目では、このAPIを利用できるIPアドレスを制限できます。「Restrict access to trusted IPs only」を選択することで、「Trusted IPs」というところに入力したIPアドレス以外からの利用を制限できるので、こちらをチェックすることを推奨します。
ただし、もちろん自分は利用可能にしなければならないので、「Trusted IPs」の空欄に自分が普段使用するIPアドレスを入力します。もし複数のIPアドレスを利用する場合は、IPアドレス同士をカンマで区切ります。
ちなみに、「Unrestricted」を選択すると、APIの利用に関してIPアドレスの制限はなくなります。
それぞれ設定したら、「Save」をクリックして設定を保存しましょう。
一度APIシークレットは非表示になります。そのため「show」を選択して表示させましょう。
表示させたら、「API Key」と「Secret」を…
Coinboardの「APIキー」と「APIシークレット」にそれぞれコピペで入力しましょう。そして「API情報を保存」をクリックします。
手入力で入力しようとすると面倒な上にミスしやすいので、必ずコピペで入力しましょう。
資産画面が表示されます。API連携をしてすぐだと、このように反映されません。数分待ってからページを更新してみましょう。
こちらが数分待ってから更新した画面です。無事に反映されていますね。このようにしてAPI連携を行います。他の取引所もAPI連携する場合は、この画面に表示されている「アカウントを追加」を選択して連携していきます。
Coinboard(コインボード)の使い方
では、Coinboardの使い方をざっと見ていきましょう。
1. ホーム
まず、ホーム画面では総資産を確認できます。直近24時間の騰落率も確認できます。そして、どの通貨をどれくらい保有しているかが円グラフで表示されており、視覚的にわかりやすいですね。
下にスクロールすると、各通貨の詳細を確認できます。
2. 取引所アカウント
取引所アカウント画面では、取引所ごとの保有資産を確認できます。どの取引所にいくら分の仮想通貨を保有しているかを確認できます。
下にスクロールすると、各取引所の詳細を確認できます。
3. 取引履歴
取引履歴画面では、取引履歴を確認できます。ただし、ここで確認できる取引履歴はAPI連携後からの取引履歴です。
この取引履歴は、通貨や取引所でフィルターをかけることができます。
4. 設定
設定画面では、各種設定ができます。見れば大体わかりますよね。ちなみに、Coinboardを使わなくなったときは、ここから退会を行えます。
Coinboard(コインボード)のスマホでの使い方
実際にCoinboardを使う場合は、スマホでの利用をおすすめします。なんといっても手軽ですからね。
スマホで利用する場合は、スマホのブラウザアプリ(SafariやChromeなど)からCoinboardにログインすれば使えるようになります。
画面右上のメニューボタンをタップすることで、メニューが表示されます。各項目については、上で説明したとおりです。
近々Coinboardのスマホアプリ版もできるようなので、それにも期待しましょう!
仮想通貨ポートフォリオ管理ツールは使い分けしよう
今回紹介したCoinboardは、取引所に保有している仮想通貨ポートフォリオを管理するためのツールです。そのため、ウォレットなどに保管してある仮想通貨ポートフォリオを管理することはできません。
そのため、取引所に保管してある仮想通貨はCoinboardで管理し、ウォレットなどに保管してある仮想通貨はCryptofolio(クリプトフォリオ)などのアプリで管理するなどして使い分けることをおすすめします。
Coinboardはなんといっても自動でポートフォリオ管理してくれる点が強みなので、その強みを上手く生かして使い分けましょう。
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