「MetaMask(メタマスク)」上で「MyEtherWallet」で作成したウォレットを扱い、操作する方法を解説します。
この記事を見ている人の多くはすでにMyEtherWalletを利用したことがあると思いますが、MyEtherWalletは慣れないとどうしても使いづらいですよね。そんなMyEtherWalletをMetaMask上で利用することで使いやすくなります。もちろん利用できる機能は制限されますが、基本的なことはできます。
というわけで、MetaMask上でMyEtherWalletで作成したウォレットを扱う方法を解説します。
目次
事前準備
MyEtherWalletでウォレットを作成する
まだMyEtherWalletでウォレットを作成していない場合は、先にMyEtherWalletでウォレットを作成しましょう。
MyEtherWalletでのウォレットの作成方法などについてはこちらの記事で解説しているので参考にしてください。

この後、MetaMaskにMyEtherWalletのウォレットを追加する場合に、追加したいMyEtherWalletのウォレットの秘密鍵も必要になるので用意しておきましょう。
MetaMaskを導入してウォレットを作成する
まだMetaMaskでウォレットを作成していない場合は、先にMetaMaskを導入してウォレットを作成しましょう。
MetaMaskを導入してウォレットを作成する方法についてはこちらの記事で解説しているので参考にしてください。

MetaMask上でMyEtherWalletのウォレットを扱う方法
MetaMaskにMyEtherWalletのウォレットを追加する
MetaMask上でMyEtherWalletのウォレットを操作するには、まずはMetaMaskにMyEtherWalletで作成したウォレットを追加する必要があります。そのため、まずはMetaMaskでMyEtherWalletのウォレットを追加しましょう。
MetaMaskを開き、画面右上の人型マークをクリックし「Import Account」を選択します。
開いた画面の「SELECT TYPE」で「Private Key」を選択し、その下の空欄にMyEtherWalletのウォレットの秘密鍵を入力し、「IMPORT」をクリックします。すると、MyEtherWalletのウォレット専用のアカウントが追加されます。
MyEtherWalletのアカウントだとわかるように名前を変更しておくことを推奨します。
以上でMetaMaskへのMyEtherWalletのウォレットの追加は完了です。
MetaMask上でMyEtherWalletのウォレットから送金(入出金)をする
では、実際にMetaMask上でMyEtherWalletのウォレットから送金(入出金)を行ってみましょう。
送金(出金)方法
送金(出金)を行う場合は、MetaMask画面の「SEND」を選択します。すると送金画面が表示されるので、送金先アドレスと金額を入力し「NEXT」を選択します。
そしてガスリミットとガス価格をそれぞれ設定し、他の項目も間違っていないか確認し、問題なければ「SUBMIT」をクリックしましょう。これで送金の完了です。
ガスリミットとガス価格をどう設定すればよいかわからない場合は、そのまま(デフォルトのまま)で構いません。
送金手続き完了後は送金履歴を選択することで、Etherscan画面が開き送金履歴の詳細を確認できます。
こちらが実際の送金履歴の詳細画面です。
入金方法
入金を行う場合は、MetaMask画面のアカウント名の右側にあるメニューボタンをクリックし、「Show QR Code」または「Copy Address to clipboard」を選択しましょう。
「Show QR Code」を選択するとQRコードとアドレスが表示された画面が開き、「Copy Address to clipboard」を選択するとクリップボードにアドレスをコピーできます。
そのアドレス宛に他のウォレットや取引所などから送金すれば、MetaMask上で操作しているMyEtherWalletのウォレット内に入金できます。
こちらが「Show QR Code」を選択した時に表示される画面です。
イーサリアムウォレットを利用するならMetaMaskはおすすめ
今回はMetaMask上でMyEtherWalletのウォレットを操作する方法を解説しました。
ただ単にイーサリアムウォレットを利用したい場合でも、すでにMyEtherWalletなどのイーサリアムウォレットを利用している場合でも、MetaMaskは非常に使いやすいのでおすすめです。これ一つで簡単に複数のイーサリアムウォレットを管理、利用できてしまいますからね。
ぜひ積極的にMetaMaskを利用してみてください。
MetaMask上で操作しているMyEtherWalletのウォレット内に送金する際に、MetaMaskでMyEtherWalletの送金先アドレスと、MyEtherWalletで表示されるアドレスについて伺います。両者はほとんど同じなのですが、MetaMaskで表示されるものはすべて小文字表示になりますが、送金できますでしょうか。
MetaMask上で表示されるアドレスは大文字がすべて小文字になる仕様です。
そのため、送金も問題なく行えるのでご安心ください。
METAMASKに複数のMEWをインポートはできないのでしょうか?
トライしてみたら、前のMEWが上書きされてしまったようです。
前のMEWに戻す方法はありますか?再度、インポートしようとしても「The account you’re are trying to import is a duplicate」が出て更新されなくなりました。
それは可能です。実際に試してみましたが、問題なくできました。
そのエラーメッセージから考えられることとして、同じアドレスのMEWをインポートしようとしたのではないでしょうか?もちろんですが、同じアドレスのMEWを複数MetaMaskに追加することはできません。
「MetaMask(メタマスク)の使い方:ウォレット作成や送金方法を解説」の記事を参考に、一度MetaMaskからアカウントを削除して復元してみてください。
MEWや連携させたMetamaskを使っていたのですが、1か月くらい前からZILLA tokenだけMEWから突然見えなくなってしまいました。しかし消えたのではなく、MetaMaskからは見れるしイーサスキャンには履歴は載っているので入ってはいるようです。しかしMetaMaskから送出はできないようなので困っております。MEWサポートに質問していますが、きちんとした回答が得られていません。
それ以前はMEWでも見えたということですよね。
もしそうだとしたら、IDEXのようなウォレットと連携して利用する取引所でZILLA tokenを取引中ということはありませんか?